からほり新聞 第19号

からほり新聞 第19号

2010年(平成22年)10月15日発行


からほり新聞19-01

「からほりまちアート」が、2001年に第1回目をスタートした当初は、地元の方々に説明しても何か分からないといった感じでした。 
~中略~
ちらしやポスター、イベントマップの印刷費などを捻出するのも大変でしたが、スタッフの手弁当で開催に漕ぎ着けました。そんな「からほりまちアート」もおかげさまで、10回目を迎え、10月30日(土)31日(日)の2日間開催予定です。10年続けられたことは、ご協力いただいた住民の皆様のおかげであり、大変感謝しております。このイベントはアートの存在感や、からほりの人やまちの良さを、体感してほしいという思いで続けてまいりました。突然ですが、今回で終了することとなりました。
~中略~
前向きな意図をもっての終了なのです。”このイベントを通じて得たこと…”を今一度振り返り、新たな取り組みが生まれればと期待しています。
(からほり新聞 第19号 「「からほりまちアート」は今回で終了!」からほりまちアート実行委員長有馬直人)

からほり新聞19-03

ひとつめは『昭和もしくはそれ以前の古き良き面影を色濃く残している街並み』だからでしょう。大阪の中心部、大坂城のかつての堀の内側あたりにある、戦災を免れた空堀の町並みは、大阪全体にとって大変貴重なものなのです。空堀の古い建物たちは、古くて朽ちていたり部屋の中も薄暗いかもしれません。建て替えやマンション進出により、随分失われてしまったかもしれませんが、それでも都心部のほかの地域に比べてはるかに多く残っています。そしてその作りは、それを知らない人々にとってとても新鮮です。そんな建物達が、まちに個性を与えているのです。ふたつめは、『そこに暮らす人々の生きた営みが感じられる風景がある』空堀には、お年寄りから新しい住民まで、幅広い多種多様な世代が、今もなお集まってきて住んでいます。そして大手ではない地元の商店が存在し、昔ながらのコミュニケーション旺盛に、みんなの暮らしを支えている点が大事だと思います。
(からほり新聞 第19号 「まちの個性が地域を豊かに。」松下岳生(ロジルーム店主/環境デザイン事務所素地(soji)代表))

からほり新聞19-02

路地の両側には昔ながらの家がならび、ところどころに夕ずみの台が置かれている。夏になると、日が少しかげるころ、小屋につながる路地にも、いつの間にかお年よりたちが、うちわかた手に話をしながら夕すずみをしている。 『泣いたカラス』の一節である。夕涼みの風景は、とっくの昔に影を潜めて久しいのだが、空堀商店街の界隈には今も昔ながらの路地や長屋が残っていて、団扇を片手にしたおじいちゃんが現れてもおかしくない風情が漂っている。にしおさんは、「この本は、空堀商店街をイメージしながら書いたんですよ」と言っている。
(からほり新聞 第19号 「快傑!からほり人」フリーライター橋本厳)

からほり新聞19-04

からほり新聞 第19号

からほり新聞 第19号

■ 発行/「からほり新聞」制作チーム(「非営利活動法人 高齢者介助の会」内)

特定非営利活動法人 高齢者外出介助の会 とは?

◆お年寄りの皆さんにより楽しく充実した日常生活を過ごして頂くために活動しています。

  • 外出介助(買い物、墓参り、通院など)
  • 暮らしサポーター(買い物、薬の受取、入院時支援など)
  • 車椅子貸し出し(お気軽にご利用ください)
  • 生きがい作り講座(童謡・唱歌を歌う会、布ぞうりなど)
  • ハーモニカ教室
  • 「からほり新聞」制作

◆活動に共感してくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひ、一度、ご連絡をお願い致します。
 お待ち致しております。

所在地 : 大阪市中央区松屋町4-8メイツ松屋町1階
TEL&FAX : 06-6764-4002
Mail : odekake@helen.ocn.ne.jp

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